猫の遺跡

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ローマの中心街に行くたびに訪れる、お気に入りの場所があります。
トッレ・アルジェンティーノ遺跡です。
ここは古代ローマ時代に建てられた神殿の跡で、最も古いもので紀元前4〜3世紀のものだそうです。
現在は野良猫の保護施設としても使われています。
最初に訪れた時、街中に急に遺跡が現れた上に、遺跡の中に沢山の猫がいて本当に驚きました。

観光スポットとしても有名なようで、色々な国の沢山の観光客が猫の写真を撮っています。
ここで猫の観察をするのがとても楽しいです。
天気によって居心地のいい場所が変わるようで、ずっと見ているとだんだん場所を移動していくのが分かります。
また、それぞれの猫にナワバリがあり、だいたいいつもの場所にいつもの猫がいます。
この三毛猫はいつもこの塀の近くにいて、他の猫がここにいることは余りありません。

最近、この遺跡がユリウス・カエサルの暗殺場所であったことを知りました。
「ブルータスよ、お前もか」の台詞で知られている、あの場所です。
ちょうど塩野七生のローマ人の物語・カエサル編を読んでいたところだったので
より物語への興味が深まりました。

猫がいる牧歌的な風景と血なまぐさい暗殺現場は余りうまく結びつかないですが、
新しい知識を得て、歴史上の人物が少し身近に感じられるようになりました。

Fumi

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