動物の壁かざり

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先週末、イタリア中部にあるアブルッツォ・ラツィオ・モリーゼ国立公園に行きました。湖やそれを囲む雪山が美しく、たくさんの野生動物が見られてとても楽しかったです。

国立公園の中にはいくつかの小さい町が点在しています。ある町の中で、多くの家の壁に動物の壁かざりが掛けられているのを見かけました。黒いワイヤーでできたシンプルな飾りでしたが、とても可愛くて私も欲しくなりました。

売っている店を探してしばらく歩きましたが、見つかりません。宿のおじさんに売っている店を聞いてみました。すると、この飾りは近くの町のおじいさんが手作りしているけれど、お店は持っていないということでした。町の観光案内所ならこの飾りを扱っている店がわかるかもしれないと言われ、そこに向かいました。

観光案内所で尋ねたところ、旧市街にあるお店で扱っているかもしれないとの答えで、そこに行ってみました。

すると、お店のおばさんは言いました。「ここには無いけれど、飾りを作っているおじいさんは知っています。彼の家に行けば売ってくれるわ。」そして、おじいさんの家の住所を教えてくれました。さらにおばさんはおじいさんに電話をかけ、これから日本人が向かうと伝えておいてくれました。

家では、おじいさんとその家族が迎えてくれました。とても優しい人で、工房を見せてくれた上で、いくつかの飾りを売ってくれました。

飾りは今、我が家の冷蔵庫に掛かっています。とても可愛いのはもちろん、私にとってとても価値があるものです。

飾りを探して歩く間、ほとんど全てイタリア語で町の人と話しました。そして町の人は、言われていることがうまく理解できない私に対して、優しく何度も説明してくれました。私にとってこの飾りは、その時のイタリア語でのやりとりや町の人の優しさを現す、大事な思い出の品になりました。

Fumi

2件のコメント

  1. 素敵なエピソードですね!なんだか、旅番組を見ているようでした。そして、最終的に制作しているおじいさんにたどり着くなんて!また、現地の方の親切な対応も素晴らしいです。
    粘り強さもすごいと思いました。私だったら絶対、”いいや”となってしまっていたと思います。そのおかげで、手に入れた壁飾りは本当にいい思い出になりましたね(^ ^)/

    • 途中から作っている人を探すのが楽しくなってきてしまって、何だか目的が逆転していたような感じもします。怪しまれてもおかしく無いところ、親切に対応くださった人には感謝ばかりです。

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