エトルリア文化

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イタリア半島中部には、古代ローマの建国前から「エトルリア人」と呼ばれる人々が暮らしていました。その遺跡や出土品がとても素敵なので、ご紹介します。

エトルリア人は紀元前10世紀ごろから紀元前1世紀ごろまで、高い文明水準をもつ都市国家を作っていました。古代ローマ建国後は、これに吸収されて国としては消滅しましたが、今も多くの遺跡を見ることができます。

出土品はイタリア各地の博物館や、海外の美術館(ルーブル美術館、ボストン美術館、東京国立博物館など)でも見ることができます。この出土品が、俗な表現ですが「可愛い」のです。

これらは、おそらく身分の高い人を埋葬する際に一緒に埋められたものです。彼らは死後も生前の暮らしが続くと考えていて、死後の世界に不自由しないようにこれらを墓に納めました。土器や青銅器などの実用品に加えて、人や動物の形を模した装飾品も多く出土しています。ツバメやうさぎなど、今も身近にいる動物が古代から人のそばにいて、それを好ましく眺めていた人がいるのだなと思うと、何だか嬉しくなります。

身分の高い人のお墓は、ドーム状の屋根をもつ家のような形をしています。今でもいくつかの遺跡で見ることができ、これが並んでいる様子からは、本当に昔ここに住んでいた人がいるような感じを受けます。お墓の中は部屋になっていて、いくつかの部屋の壁は鮮やかな絵で彩られています。これも、当時の生活を垣間見ているような感じがして面白いです。

Questa foto da “Museo e Necropoli di Cerveteri”. http://www.tarquinia-cerveteri.it/museo-e-necropoli-di-cerveteri/necropoli

イタリアというと、どうしても古代ローマ以降が注目されがちですが、それ以前も意外に面白いです。来てみて分かることもあるものだな、と思います。

Fumi

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