イタリア総選挙

明日3月4日にイタリアでは総選挙があります。
これに先立ち、私の町にもたくさんの選挙用ポスターが貼られました。

最初にポスターを見たとき、政党のマークに大きくバツ印が付けられているものが多く、
この党を支持しない人がイタズラ書きをしたのかなと思っていました。

実際はそうではなく、このバツ印は「自分の党に投票して」ということを示しています。
比例代表用の投票時には、投票用紙に記載された政党のマークにバツを付けるからです。
(イタリアの国政選挙では、比例代表制度と小選挙区制度を併用しています。)
下が投票用紙のサンプルです。日本とは随分体裁が違うようです。

*Le gazzette del network Sicilia より転載。

ポスターに書かれたメッセージからは、EUとの関係が選挙の争点の一つになっていることがわかります。
反EUを掲げる政党のポスターには、
「ここはイタリアだ(Qui si fa l’Italia)」や「彼ら(親EUの現政権)は裏切り者だ、そしてまた裏切るだろう(Ti hanno tradito, e lo faranno ancora」と書かれています。
 

私はまだイタリアの政治のことがあまり分かっていないので、
今回の選挙についてコメントできる立場にありません。
でも、イタリアと他のEU内の経済強国との格差を感じることは度々あります。
例えばイタリアの失業者の多さは、昼間の街中に働いていない大人が沢山いることから伺えます。

今後格差を是正していけるような、強い(かつまともな)指導者が現れて欲しいと思います。

Il giapponese

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