クレイジーな3月と穴だらけの道路

「クレイジーな3月」というイタリアの言葉があります。3月は天気が変わりやすく、大荒れになることが多いからです。昨日も朝は日差しが暑いくらいの陽気だったのに、昼から雨が降り出してもの凄い風が吹いています。

天気予報によると、来週半ばまでは天気が悪く気温も冬並みに下がるそうです。春はやって来たと思うとすぐに、どこかに行ってしまいます。こちらでは移り気な人のことを「彼は3月のようだ」と表現したりするそうで、まさにその通りの気候だなと思います。

そして、3月に入って荒れ模様の日が何日もあったせいで、道路の穴が本当にひどい状況になってしましいました。普段は時速100km以上で走っている高速道路にさえ穴があり、ヒヤリとすることが多々あります。

ある新聞によると、ローマの93%の道に何らかの損傷があるそうです。この穴だらけの道に対して、一時期twitterに「ローマの道は月面だ」とか「道に池ができて魚が住んでいる」などのジョーク画像や替え歌を投稿することが流行りました(ご興味あれば#bucheで検索してみてください)。

*画像はLAFUNE.EUから転載しました。

この状況に対して、ついにローマ市長は1700万ユーロを投じ、1か月で5万個の穴を塞ぐと宣言しました。その後確かに毎日工事があり、穴は塞がれています。一方、雨が降るたびにまた新しい穴ができるので、焼け石に水という感じです。道路のためにも、早く春が来て天気がよくなってほしいです。

【追記】
3月も終わりに近づいてきましたが、相変わらず道路はひどい状況です。ニュースでは「ローマの穴ぼこ道ワースト10」が発表され、キャスターが苦笑まじりに読み上げていました。でもこうやって、何でもジョークにしてしまう所は凄いと思います。

Il giapponese

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