ミモザ
今日、家の近くにミモザの木があるのに気づきました。
その木が、満開の花で覆われていたからです。
ミモザの花は優しい黄色で、丸くてふわふわとしています。
たくさんの花をつけた木を見ると、いつもヒヨコの群れを連想してしまいます。
ミモザについて調べてみると、3つのことを知りました。
①ミモザは、厳密に言うとミモザではない。
植物の分類学上は、ミモザとはオジギソウの仲間を示すそうです。
オジギソウと“ミモザ(本名はアカシア)”の葉の形が似ているので、ミモザと呼ばれるようになったそうな。
(オジギソウの写真、Wikipediaより転載)
②ミモザはオーストラリア原産。
イタリアでは女性の日と言う祭日のお祝いに使われる習慣があるので、てっきりイタリアかヨーロッパが原産の、この辺りで馴染みの花なのだと思っていました。
調べてみるとこの習慣自体が新しいものなので、最近ヨーロッパに導入された花が使われていてもおかしくないようです。
日本の母の日のカーネーションみたいですね。
③ミモザの開花時期はだいたい2月末から3月。
1月末に咲くのは少し早いようです。
綺麗な花を見られるのは嬉しいことです。
ただ、この数年は暖かい冬が続いているようなので、気候の変化は少し心配です。
【追記】
イタリアの気候は段々と温暖化していて、
ここ数年イタリア中部のスキー場での降雪量の少なさが問題になっているそうです。
あるスキー場では人工雪を使うようになっているとか。
また、これまでは夏は暑くても乾燥していたので過ごしやすかったのが、
湿度が高くなってきて辛いそうです。
とはいえ、日本の夏と比べると随分カラッとはしているのですが(笑)
もうこんなにミモザの花が咲いているんですね。そう言えば、冬にウンブリアからラッツィオ州のボルセーナ湖周辺へと南に向かって、ウンブリアではまだつぼみ、あるいは咲いていないミモザが、ヴィテルボやボルセーナ周辺では花盛りなのを見て驚いたことが、過去に何度かありました。
きらきら金色、日の光のようで、そうして春の訪れを告げてくれるので、好きな花です。なるほど、調べるといろいろ分かって、興味深いですね。
はい、この辺りでは色々なところで満開のミモザを見ます。少し南に下るだけでも随分変わるんですね、海の影響もあるのかもしれないですね。春を告げる花というところも相まって、桜前線のような感じがします。