2ユーロ詐欺?

最近、財布の中に見慣れない硬貨を見つけました。南アフリカの5ランド硬貨です。これまで南アフリカに行ったことも、ランドに両替したこともありません。でも、5ランドの見た目は2ユーロに似ているので、どこかのお店で誰かが間違えて使って、それが私の所に回ってきたのかなと思っていました。

硬貨の表側。左が2ユーロで右が5ランド。
硬貨の裏側。左が2ユーロで右が5ランド。

でも今日、ミラノ、ローマ、ナポリなどで「2ユーロ詐欺」が行われているというニュースを見ました。お店のお釣りや両替機などで、2ユーロの代わりにタイの10バーツ硬貨やケニアの20シリング硬貨が出てくるというものです。これらの硬貨は2ユーロと似ていて、すぐに違いに気づくことができません。特に10バーツと2ユーロはとてもよく似ているので、古い機械だと2ユーロとして通ってしまうそうです。一方で貨幣としての価値は、10バーツが0.25ユーロ、20シリングが0.2ユーロほどなので、これを悪用する人がいるようです。日本でも昔、500円と500ウォンで同じような事件があったように、似たようなことはどこでもあるものですね。

左から20シリング硬貨、2ユーロ硬貨、10バーツ硬貨。写真は”http://www.today.it/economia/truffa-due-euro.html”より引用。

5ランドも0.34ユーロほどの価値しかないので、同じく2ユーロ詐欺に使われているのかもしれません。見つけた当初は珍しいものを見てちょっと嬉しかったのですが、もしだまされていたのなら残念です。まぁ、南アフリカに行くこともそうそうないので、珍しいお金を手に入れることができて良かったとでも思うことにします。

【追記】
上記の国に加え、トルコリラやスリランカルピーのコインを使った事件もあるようです。お釣りを受け取る際は十分お気をつけください。

Il giapponese

2件のコメント

  1. 彫刻の部分は違うけど、ブロンズの周囲にシルバーという色使いが同じなんですね〜。本当に迷惑な話ですね。ちゃんと彫刻もしっかり見ないといけませんね。でも、慣れてないと確認する余裕もないんだろうなあ・・・・。

    • 2色使いのコインって珍しいのかなと思っていましたが、意外とあるものなんですよね〜。人気のあるお店に行くとレジも混んでいてなかなかお釣りを確認できないし、いつもの店だと安心してしまって特に確認していないこともあるんです。変にわだかまるのも良くないので、ちゃんと確認しないとダメですね。

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